ただ、ボラを愛でたくて。BL感想日記

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ミーハーとマイナー上等。ニアもブロマンスもニオイ系も好き。読んだBL感想をネタバレなしでレビューします。

凪良ゆう「美しい彼」コラボカフェが天国だった…小説プロット拝観レポ【池袋虜】

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2021年11月19日から28日までの期間、池袋虜で開催中の凪良ゆう先生「美しい彼」TVドラマ化記念展 ~Behind the scenes~。

 

普段、BLは電子書籍でこっそり楽しむ派なんだけど、ある展示目当てで行ってきた。人生初コラボカフェ!

 

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池袋駅1a出口の長い階段をのぼって地上に出て、そのまま直進すると右手に見える赤いネオン。祝日の昼下がりに出掛けたけど、閑散とした場所で、ちょっぴりアングラ感がある。

 

こんなご時世だから入場は事前登録制。店の前で受け付けを済ませ、しばし列に並んで待機。先に並んでいる人たちがほぼおひとり様で、アラサー以上とお見受けする女性がちらほらいて個人的にかなり勇気をもらった(コラボカフェってもっと若い子たちがキャッキャしているイメージが…)(きっとコラボによるのだろう)。

 

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定刻になって、同時間枠の人たちと一斉に入場。先に一旦好きな場所に着席して、物販や飲食についての注意を受ける。そしていよいよ、フリータイム(?)開始。

 

みんながフード購入に向かうなか、私が向かったのは展示コーナー。テーブルの上にファイルが並んでいて、その1冊がなんと「美しい彼」のプロットなのだ!

 

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たぶん中身を…ってことだったんだろうけど、「no photo」の文字が強調されていたので写真は控えた。隣に置かれた先生のサインはパシャリ。

 

いかにして、美しい彼は生まれたのか。というか、小説ってどうやってできるんだろう…と、常々興味があったので、この機会を逃すまいと電子書籍の海からリアルに足を向けたわけである。というか、BL小説でいっちばん好きな作品のプロットだから、もうお金払ってでも見たいよね!!!?

 

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(ちなみに入場料500円、コラボドリンク850円、その他グッズetc.納めてきました)

 

ファイルをめくってみると、大きめフォント縦書きのA4用紙が14枚ほど。17枚だったかな。とりあえず、それくらいのボリュームで美しい彼の話の筋がぜんぶおさまっている。

 

さすがに自分だけがこの秘宝を独占するわけにはいかないので、さっと読むにとどめたが、見てきて間違ってなかった。とてもよかった。

 

書いていると突然キャラクターが動き出す、という小説家の話をたまに聞く。きっとこういうことなのか、とプロットを読んでいて思ったのは、書いていくうちに登場人物たちが深掘りされ、人間味が増していくってことなんだろう。

 

プロットは大まかな筋を記したものだから、当たり前ではあるが物語として未完である。きっとこうなって、こういって、こう着地するという流れであって、しかしもし、その通りに筆を進めようとしたら頭でっかちで面白味にかける。敷かれたレールを走らせる人生がつまらないのと同じだ。

 

たとえば、プロットの終盤、本当にラスト。ふたりのいちゃいちゃには、ハ●撮りやら、現像した行為中の写真をみてまたいたす…という内容があった。しかし、実際に小説のなかで動き出した平良は、絶対に「それは神に対する冒涜だ」とか言うだろう。

 

プロットでは違和感がなくても、実際に動き出した人物たちがその通りに動くわけではないのだ。物語作りの本質を見た気がして、大興奮だった。

 

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ちなみに壁面には葛西リカコ先生の美麗イラストがずらりと並べられていて浄化作用ハンパない。

 

おひとりさまがほとんどで、それぞれが思い思いに過ごしていて、ぼっちへの寂しさも、劣等感もわかず、まわりには大好きな「美しい彼」の世界。こういうのを、地上の楽園っていうんだろう。

 

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天国だった。

 

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