ただ、ボラを愛でたくて。BL感想日記

ただ、ボラを愛でたくて。BL感想日記

ミーハーとマイナー上等。ニアもブロマンスもニオイ系も好き。読んだBL感想をネタバレなしでレビューします。

妖しくにおう世界観。ミステリホラー映画『さんかく窓の外側は夜』感想

2021年12月現在、Huluで視聴可能の映画『さんかく窓の外側は夜』。漫画家ヤマシタトモコ原作のボーイズラブ要素を含むミステリー・ホラー作品である。

 

岡田将生×志尊淳のW主演で、脇を固めるのは独特の冷たい存在感を放つ平手友梨奈、シニカルな刑事役がどハマりの滝藤賢一

 

実写BL(?)だと、これくらいの濃さが好きだなあ、個人的に。ニアを超えない域だから、BLと言っていいか分からないけれども。ほんのりニオウくらいがちょうどいい。

 

子どもの頃から霊がハッキリと見えてしまう体質に苦しんできた三角(みかど・志尊淳)。「自分といればもう怖くないよ」という冷川(ひやかわ・岡田将生)の言葉に誘われて除霊の仕事を手伝うようになる。除霊中に知った「ヒウラエリカ」という人物が、巷で起きている殺人や呪いに関係しているらしいがーー?

 

原作では除霊の際に冷川と三角の魂が触れ合うことで、かなりの快楽が伴うらしく、そうと知っていると志尊くんの荒い息遣いがかなり妖しい…。

 

映画では冷川が三角のなかに「入る」「入らない」という言葉で説明されてて、「入っている」らしいという描写で志尊くんが背中、腰あたりに違和感を覚える描写があって、えっ入るって挿さる的な?(/-\*)

 

志尊くんは年上の奇人天才に振り回される美少年の役どころがピタリとハマるお顔立ちだと思う。耽美においたつ日本の古典ミステリとかお似合い。横溝正史原作のミステリードラマ『探偵・由利麟太郎』で、探偵役(吉川晃司)の助手役だったのもめちゃ合ってたもん。

 

さんかく窓のダブル主演で、そのまま江戸川乱歩の『孤島の鬼』ドンピシャだと思うんだよなあ。この作品は探偵役の美男子が主人公♂にはっきり恋情を抱いてて、その主人公が年齢的には大人なんだけど天才を狂わせるようなミューズ、あるいは美少年的に描かれているんだよな。

 

脱線したけど、本作はほんのりブロマンスな絡みを堪能しつつ、呪いが絡んだ連続猟奇殺人の真相を追う。いかにもな宗教団体とか教祖さまとか出てきて、古き本格ミステリを思わせるハチャメチャな世界観好きにはたまらない。

 

あからさまなグロ描写はないから、流血系苦手な私でもほとんど目をそらさず見られた。未回収な謎と続編をぷんぷんにおわせる終わり方で、スカッとしない不完全燃焼な感じも、逆に味。

 

ちなみに滝藤さんのシニカルな刑事役がどツボだった。ちょっと悪い感じのイケオジ刑事は佐々木蔵之介一択と思ってたけど、滝藤さん、好きだな。ヒウラエリカについては、てち(平手さん)のためのキャラクターじゃないかってくらいハマってた。